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2023年最新版 二級建築士の合格率について

2023年最新版 二級建築士の合格率について

「二級建築士」は、建築士になる際に必要とされる資格の1つです。二級建築士の資格を取得することで、建築士として働けるスキルを有していると証明できるため、就職や転職で具体的なキャリアを構築できます。将来建築士を目指すのなら、二級建築士の資格取得を目標にすることも検討されるでしょう。

二級建築士を目指す際には、試験の合格率について知るのも重要です。合格率からはその試験の難易度を測ることができるため、試験対策に必要となる時間を想定する際に役立ちます。

本記事では二級建築士の合格率について、2023年最新情報の詳細を紹介します。二級建築士の取得を目指すのなら、まず合格率をチェックしてみてください。

二級建築士の合格率について

二級建築士の試験は、「学科試験」と「製図試験」の2種類に分かれています。それぞれの試験に合格することが、二級建築士の資格を取得する条件となっています。どちらか片方でも不合格になると、そのまま二級建築士の取得が叶わなくなるため、学科の知識と製図の技術の両方を習得する必要があります。

学科試験と製図試験ごとに合格率が公表されているため、以下でそれぞれの詳細を紹介します。

二級建築士の学科試験の合格率

二級建築士の学科試験の合格率は、近年以下の数値で推移しています。

平成30年:37.7%
令和元年:42.0%
令和2年:41.4%
令和3年:41.9%
令和4年:42.8%
二級建築士の学科試験は、平均で40%程度の合格率であることが分かります。合格率が半数に満たないため、学科試験だけで多くの人が脱落している計算になります。

二級建築士における学科試験の範囲は、以下の内容になっています。

・学科Ⅰ(建築計画)
・学科Ⅱ(建築法規)
・学科Ⅲ(建築構造)
・学科Ⅳ(建築施工)

上記4つの科目のなかで、それぞれ基準以上の点数を取得しなければなりません。1つでも基準に満たない科目があると、不合格となるため注意が必要です。

参考:https://www.jaeic.or.jp/smph/shiken/2k/2k-data.html

二級建築士の製図試験の合格率

二級建築士の製図試験の合格率は、以下の数値になっています。

平成30年:54.9%
令和元年:46.3%
令和2年:53.1%
令和3年:48.6%
令和4年:52.5%

二級建築士の製図試験は、学科試験よりは合格率が高い50%前後となっています。それでも約半数の受験者が不合格になるため、試験難易度は高めだと言えるでしょう。

二級建築士の製図試験は毎年テーマが決められ、その内容に沿って製図の設計・作成を行います。近年の製図試験におけるテーマは、以下のようになっています。

平成30年:地域住民が交流できるカフェを併設する二世帯住宅(鉄筋コンクリート造・ラーメン構造・三階建て)
令和元年:夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅
令和2年:シェアハウスを併設した高齢者夫婦の住まい
令和3年:歯科診療所併用住宅(鉄筋コンクリート造り)
令和4年:保育所(木造)

毎年全く異なる内容のテーマが出されるため、どのような課題が出題されても対応できる冷静さと、試験で自分の知識・技術をフル活用できる集中力が合格には必要です。

参考:https://www.jaeic.or.jp/smph/shiken/2k/2k-data.html

二級建築士の総合合格率

二級建築士の学科試験と製図試験の合格率を合算した総合合格率は、以下の数値になっています。

平成30年:25.5%
令和元年:22.2%
令和2年:26.4%
令和3年:23.6%
令和4年:25.0%

二級建築士の合格率は、だいたい25%前後になると言えるでしょう。受験者の3/4が落ちることになるため、国家試験のなかでも比較的難易度が高くなっています。合格のためには十分な時間をかけつつ、試験に必要な知識・技術を効率良く身に付ける方法を実践することが求められます。

参考:https://www.jaeic.or.jp/smph/shiken/2k/2k-data.html

二級建築士の試験に合格するポイント

二級建築士の試験に合格するには、いくつかのポイントをチェックしておくのが重要です。合格に近づくためのコツを把握し、実践して学習に活かすことが、二級建築士を取得するための近道になるでしょう。

以下では、二級建築士に合格するためのポイントについて解説します。

二級建築士に合格するための勉強時間の目安

二級建築士の合格に必要な勉強時間は、500〜1,000時間程度が目安だと言われています。建築系の学科で勉強した経歴などがある場合には、500時間程度を目安に勉強時間の確保が求められます。一方、建築に関する知識がほとんどない場合には、1,000時間を超える勉強時間が必要になる可能性があるでしょう。

自分の経歴を参考に、どのくらいの勉強時間が必要になるのか計算しておくのもポイントです。もちろん、学習環境や勉強方法によって必要な時間は変わります。建築士になるための学校に通えば、専門的なカリキュラムを活用して効率の良い勉強ができるため、時間短縮につながります。

過去問を解いて試験の傾向を理解する

二級建築士を目指すのなら、まずは過去問を解いて試験の傾向を理解するのも重要です。過去問が安定して解けるようになれば、学科試験で慌てずに問題と向き合えるようになります。「試験に慣れる」という意味でも過去問に触れるのは大切なので、学科試験対策では積極的にこれまでの試験内容をチェックしておきましょう。

学科試験は独学でも対応できないことはありませんが、製図試験の対策に関してはプロの指導が必要になる場面が多いです。そのため独学では対応しきれず、学科試験に合格できても製図試験で落ちてしまうというケースも考えられます。製図試験の対策を実施するためにも、専門学校などに進学して建築士を養成する環境を有効活用するのがおすすめです。

まとめ

二級建築士の合格率は、総合で25%程度となっています。一級建築士の総合合格率が10%程度であるため、比較すると合格しやすいように感じられますが、難易度が高いことに変わりはありません。二級建築士の合格を目指すのなら、合格率の低さを把握した上でしっかりと受験対策に時間を取るようにしましょう。

二級建築士の資格取得を目指すのなら、「日本工科大学校」の「建築学部」への進学がおすすめです。豊富な実習と専門的な学習カリキュラムによって、建築士に必要なスキルを効率良く学べる環境が整っています。二級建築士の合格率が2年連続で100%を達成した実績もあるため、独自のノウハウを活かした学習サポートに期待できます。

この機会に日本工科大学校の建築学部への進学を検討し、二級建築士になるための計画を具体的に立ててみてはいかがでしょうか。

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建築学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
環境建設工学科 建築コース
設計から施工まで、建築を総合的に学び、インテリアやバリアフリーへの理解も深める。

設計士
施工監督員
インテリアデザイナー 他

建築士
施工管理技士
建築CAD検定
インテリアプランナー 他
環境建設工学科 土木・造園コース
土木の基礎である測量・CADはもとより環境分野も学び、自然環境を守れる建築士へ。

施工監督員
測量士
土木コンサルタント
造園デザイナー 他

施工管理技士
測量士
建築士
ビオトープ管理士 他
建築職人マイスター科
大工・左官など伝統の匠の技と合わせてCADを始めとする建築技術の基礎、設計・施工も学ぶ。

大工職人
左官職人
設計士 他

建築大工技能士
左官技能士
施工管理技士
建築士 他
建築士専攻科
難関資格である二級建築士の資格取得を最短で在学中に目指す。全国平均を大きく上回る合格率。

建築士 他

二級建築士
木造建築士 他