建築士の資格について
建築士の資格について
建築士として働くためには建築士の国家資格が必要です。
国家資格の受験には認可を受けた学校での定められたカリキュラムの履修か、実務経験、またそれぞれ両方を済ませておく必要があります。
このページでは専門学校日本工科大学校で建築士を目指す場合の条件やルートと、難易度やどういった必要性があるかなどをご紹介します。
二級建築士
建築士を目指してまず目指すことになる第一目標が、二級建築士の資格となります。
二級建築士の受験には指定の養成機関で指定のカリキュラムを修めるほか、学歴なしでも実務経験7年以上積むことが求められます。
しかし二級建築士の合格率は30%を切るほどの難易度です。
専門学校日本工科大学校では二級建築士の資格取得率が100%ですが、進学を選択しない場合は独学で、実務経験を積む中ではやはり難関資格と言えます。
そのため目指す段階で進学を検討する方が結果として早道と言えるかもしれません。
二級建築士が出来る領域は根本的には一級と変わりありませんが、規模が異なります。
具体的に言えば面積300㎡以内の建築物に対して設計や工事の管理が可能というものです。(木造に限れば1,000㎡、1階建てであれば制限は無し)
その資格を得るための試験内容は、学科(筆記)以外に実際の製図試験もあります。
合格率で見ると学科試験の方が40%弱、製図が50%前後と難しく思えますが、学科を合格しているという前提からさらに半分削られると思うと製図も相当の難易度です。
専門学校では綿密な試験対策・実習を行うことで100%を実現しています。
一級建築士
一級建築士は合格率が10%前後という超難関資格です。
学科試験の時点で合格者は5分の1を切り、さらに製図試験で半分以上が不合格となってしまいます。
そのため受験資格自体は学校を卒業後に実務経験を4年程積むことで可能となりますが、そこからさらに一級建築士試験対策のために学校に通いなおす人も少なくありません。
そうした厳しい試験を潜り抜ける必要があることもあり、一級建築士は建築できる規模に制限がありません。
収入も二級建築士の一回り多く得られ、平均すると年収で600万円前後となるようです。
管理建築士講習というものを受けて「管理建築士」という資格を取得すれば独立して建築設計事務所を経営することも可能ですし、一級建築士であればフリーで働くことも出来ます。
替えの利かない専門資格であるため将来性もある仕事です。
木造建築士
木造建築士はその名の通り木造建築のスペシャリストとなれそうな名称ではありますが、その実情としては無資格者と大きな差異はありません。
無資格者が木造の2階建で100㎡以内の設計が可能だとしたら、木造はそれが300㎡に伸びるのみで3階建て以上は二級建築士が必要です。
その反面、受験資格は二級建築士と同様、試験内容も難易度も大きな差がないため、現状では二級建築士よりも木造建築士を優先させるメリットはそれほど高くないと言えます。
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建築学部の学科紹介
学科・コース名 | 概要 | 目指せる職種 | 目指せる資格 |
---|---|---|---|
環境建設工学科 建築コース | 設計から施工まで、建築を総合的に学び、インテリアやバリアフリーへの理解も深める。 |
設計士 施工監督員 インテリアデザイナー 他 |
建築士 施工管理技士 建築CAD検定 インテリアプランナー 他 |
環境建設工学科 土木・造園コース | 土木の基礎である測量・CADはもとより環境分野も学び、自然環境を守れる建築士へ。 |
施工監督員 測量士 土木コンサルタント 造園デザイナー 他 |
施工管理技士 測量士 建築士 ビオトープ管理士 他 |
建築職人マイスター科 | 大工・左官など伝統の匠の技と合わせてCADを始めとする建築技術の基礎、設計・施工も学ぶ。 |
大工職人 左官職人 設計士 他 |
建築大工技能士 左官技能士 施工管理技士 建築士 他 |
建築士専攻科 | 難関資格である二級建築士の資格取得を最短で在学中に目指す。全国平均を大きく上回る合格率。 |
建築士 他 |
二級建築士 木造建築士 他 |