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建築士になるには?建築士資格の種類や方法について解説

建築士になるには?建築士資格の種類や方法について解説

建築物の設計や監修などさまざまな業務に携われる「建築士」は、人気の職業の1つです。建築士が担当できる設計や工事管理は独占業務となるため、建築士にならなければできない仕事がたくさんあります。建築系の職業に興味があるのなら、建築士になることが視野に入るでしょう。

建築士になるには、指定の資格を取得する必要があります。受験に合格して資格を取得してはじめて、建築士として仕事が可能となります。逆に言えばどれだけ建築関係のスキルがあっても、建築士の資格がなければ業務を担当できません。建築士を目指す際には、まず資格取得が必要な条件となるでしょう。

本記事では建築士になるために必要な資格の種類や、取得方法について解説します。

建築士とは?

建築士とは、さまざまな建物の設計や工事に携われる専門職です。街中で目にするあらゆる建物の建築業務に関われるのが特徴で、需要が高い職業の1種です。建築士として専門的な知識・技術を持つ人材は、今後も多くの企業・プロジェクトで活躍できる可能性があるでしょう。

建築士の将来性について

建築士は現時点で高い需要を持つ職業です、その需要は今後も継続し、多くの就職・転職のチャンスにつながると予想されます。その1つが試験難易度で、建築士になるための試験は難易度が高いことで有名です。年間数万人の受験者がいますが、合格率は非常に低いのが現状となっています。そのため建築士として働ける人材は、それだけで希少な存在になる可能性があります。

また、建築士が担当する業務は、今後も必要不可欠なものとなります。AI(人工知能)などに代わられる可能性も低いため、建築士の仕事が将来的になくなっていくことは予想しづらいです。担当できる仕事の需要も高い点もまた、建築士に将来性があると判断できる材料の1つです。

建築士になるには

建築士になるには、国家資格を取得する必要があります。建築士の国家資格にはいくつかの種類があり、それぞれに受験資格や対応できる業務範囲が決まっています。まずは建築士に必要な資格について確認し、取得に向けた準備を進めるのがポイントです。

国家資格の取得が条件

建築士になるために必要な国家資格は、「一級建築士」と「二級建築士」の2種類です。どちらか一方の資格を取得することで、建築士としての仕事が可能となります。

以下では、建築士になるために必要な一級建築士と二級建築士の資格について解説します。

一級建築士とは

一級建築士とは、建築士の資格のなかでも最上位に当たるものです。全ての建築物に対する業務を担当でき、大規模工事や大型施設の建設におけるプロジェクトにも携われます。将来的に建築士として大きな仕事がしたい場合や、独立して事務所を構えたい場合などには、一級建築士の資格取得が目標になり得ます。

一級建築士の資格があれば建築に関するあらゆる業務を担当できますが、その取得難易度は非常に高くなっています。毎年実施される国家試験の合格率は平均で10%程度になっていて、約9割の受験者が落ちる計算になります。それゆえに一級建築士を取得している人材は希少となり、就職・転職時に注目されやすくなるでしょう。

二級建築士とは

二級建築士とは、設計できる建築物に一定の基準が設けられている資格です。一級建築士のように全ての建築物を対象に仕事はできず、以下の基準に該当する建物に対して業務を実施します。

RC造や鉄骨造などの建物
・高さが13m、もしくは軒の高さが9mを越えない建物
・延べ床面積が30㎡~1000㎡の建物

木造の建物
・高さが13m、もしくは軒の高さが9mを越えない建物
・階数が2階建て以下の建物
・延べ床面積が300㎡以下の建物

RC造・鉄骨造などと木造建築などの建築物では、条件に違いがある点に注意が必要です。

二級建築士は一級建築士と比べると、試験に合格しやすい資格です。それでも毎年の合格率は平均で25%程度しかないため、しっかりとした対策が求められます。試験範囲は一級建築士よりも狭いため、まずは勉強時間がある程度少なくて済む二級建築士の取得を目指すのも1つの方法です。

国家試験の受験資格について

一級建築士と二級建築士の資格には、それぞれ受験資格が設定されています。令和2年から条件が緩和され、それぞれに設定されていた実務経験の要件がなくなっています。そのため知識・技術を持っていれば、実務経験を重ねる前に資格取得が可能です。具体的な受験資格は、一級建築士と二級建築士で以下のようになっています。

<一級建築士>
・専門学校、大学、短大などの建築学科で指定科目を履修し、卒業した人
・二級建築士の資格を取得している人
・建築整備士の資格を取得している人
・外国大学の卒業者など、その他国土交通大臣が特に認める人

<二級建築士>
・専門学校、大学、短大、高校などで指定科目を修学して卒業した人
・建築設備士の資格を取得している人
・外国大学の卒業者など、その他都道府県知事が特に認める人

基本的には専門学校や大学の建築学部に進学し、専門的な科目を学習し終えた上で卒業してから受験します。二級建築士の資格を持っていると、それだけで一級建築士の受験資格を得られるため、順番に取得していく方法も検討できます。

一級建築士・二級建築士の資格取得を目指すのなら専門学校への進学がおすすめ

一級建築士と二級建築士は、建築士になるために必須の資格です。試験を受ける条件はいくつかありますが、特におすすめなのが専門学校で学ことです。専門学校の建築学部では知識の習得に加えて、実践的なスキルを学べる授業が多いです。そのため在学中から建築士に必要となる知識と技術を効率良く学べるでしょう。

一級建築士と二級建築士の試験対策もサポートしてくれるため、勉強方法に困ったときも気軽に相談できます。独学で資格勉強をするのは精神的にも辛いため、専門学校のような環境を活用するのがポイントです。

まとめ

建築士になるには、一級建築士・二級建築士の資格取得が必要です。いずれも取得難易度が高いため、しっかりと対策をして備える必要があるでしょう。まずは一級建築士と二級建築士の特徴と受験条件を確認し、具体的な学習スケジュールを立ててみるのがおすすめです。

建築士を目指すのなら、「日本工科大学校」の「建築学部」への進学を検討してみてください。2年間の学習期間で300時間のインターンシップを実施するため、建築現場を深く知ることができます。二級建築士の合格率が2年連続100%を記録した実績もあるため、建築士になるための適切な準備が可能です。

この機会に日本工科大学校の建築学部への進学を、ぜひ視野に入れてみてください。

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建築学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
環境建設工学科 建築コース
設計から施工まで、建築を総合的に学び、インテリアやバリアフリーへの理解も深める。

設計士
施工監督員
インテリアデザイナー 他

建築士
施工管理技士
建築CAD検定
インテリアプランナー 他
環境建設工学科 土木・造園コース
土木の基礎である測量・CADはもとより環境分野も学び、自然環境を守れる建築士へ。

施工監督員
測量士
土木コンサルタント
造園デザイナー 他

施工管理技士
測量士
建築士
ビオトープ管理士 他
建築職人マイスター科
大工・左官など伝統の匠の技と合わせてCADを始めとする建築技術の基礎、設計・施工も学ぶ。

大工職人
左官職人
設計士 他

建築大工技能士
左官技能士
施工管理技士
建築士 他
建築士専攻科
難関資格である二級建築士の資格取得を最短で在学中に目指す。全国平均を大きく上回る合格率。

建築士 他

二級建築士
木造建築士 他