「大卒認定試験」という試験は存在しない!他に大学卒業資格をとる方法。
「大卒認定試験」という試験は存在しない!他に大学卒業資格をとる方法。
大卒の資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。就職・転職などの幅が広がり、昇給などに影響する可能性にも期待できます。 大卒の資格を得るためにはいくつかの方法が考えられますが、そのなかに「大卒認定試験」を受験するといったものはありません。勘違いしている方もいますが、大卒認定試験という方法は存在しないため、別の方法で大卒資格を取得する必要があるでしょう。 本記事では、大卒資格を取得する方法と、メリットについて解説します。
大卒認定試験は存在しない
まず確認しておきたいのが、「大卒認定試験」というものは2023年時点で存在しないという事実です。「大卒認定試験を受験して大学卒業の資格を得る」という方法は、そもそも不可能であることを把握しておきましょう。
なぜ大卒認定試験を受けるという勘違いが生まれたのかには色々な可能性が考えられますが、「中学校卒業程度認定試験」や「高等学校卒業程度認定試験」と混同していることが1つの原因と思われます。
中学校卒業程度認定試験と高等学校卒業程度認定試験は、それぞれ合格することで中学の卒業資格と高校の卒業資格を得られます。実際に学校に通って学ばなくても、中学・高校の卒業資格を得て就職や進学に活かせるのが特徴です。
「中学校卒業程度認定試験と高等学校卒業程度認定試験があるのだから、大卒資格を取得できる「大卒認定試験」もあるに違いない」と、勘違いをしているケースが多いと想定されます。
また、高等学校卒業程度認定試験は、2004年まで「大学入学資格検定」だったことも関係していると考えられます。大学入学資格検定は略して「大検」とも呼ばれていたため、「大学の卒業資格を得られる試験がある」と勘違いしている可能性もあるでしょう。
いずれにせよ大卒認定試験という試験は存在しないため、大学卒業資格を得るには試験以外の方法を選択する必要があります。
大卒資格を取得する主な方法
大卒認定試験は存在しませんが、それ以外の方法で大卒資格を取得することが可能です。複数のパターンが考えられるので、自分に合った方法を選択できます。
以下で紹介する方法を参考に、大卒資格の取得パターンをチェックしてみてください。
4年制の大学を卒業する
大卒資格を取得する最も一般的な方法が、4年制の大学を卒業する方法です。大学に入学して必要単位を獲得し、論文の提出などの卒業条件をクリアすることで、卒業後に大卒資格を得られます。「〇〇大学を卒業した」という分かりやすい実績が得られるため、就職・転職時にアピールがしやすいです。大学に進学して卒業する方法は一般的ですが、時間がかかる点には注意が必要です。卒業までに最低でも4年かかるため、卒業して実際に働くまでの期間が長くなります。トータルの学費も高額となるため、経済的な負担に悩まされる可能性もあります。
大学の夜間部を卒業する
大学には夜間部を設置している学校もあるため、夜の時間を有効活用して大卒資格を取得する方法も検討されます。昼間に仕事や家事などに時間を取られてしまう人でも、大学の夜間部であれば現在の生活を大きく変えることなく大卒資格の取得を目指せます。大学の夜間部に進学する場合も、基本的には4年間学習して必要単位数を取得する必要があります。
大学の通信教育を受ける
大学によっては、通信教育による学習支援を行っているケースもあります。通信教育課程であれば自分のタイミングで勉強ができるため、勤務時間が不規則な仕事をしている人や、明確なスケジュールを立てられない人でも安心して大卒資格の取得を目指せます。通信教育では学習に工夫が必要となりますが、近年はオンライン授業などの普及によってサポートも充実しつつあるため、従来と比較して学びやすい環境が整いつつあります。大学の通信教育を活用する場合でも、4年間の学習が必要となります。また、一部の単位は実際に学校に出向いて実習などの授業を受ける「スクーリング」が必要になるため注意が必要です。
専門学校で併修制度を活用する
専門学校で併修制度を活用する形でも、大卒資格の取得が可能です。専門学校ならではの学習環境で学びつつ、大卒資格の取得を目指せるのがこの方法のメリットです。専門学校では、その学科特有の専門的な学習や資格取得が目指せるため、特定の分野のプロフェッショナルとして必要なスキルを習得できます。その上で就職・転職に活かせる大卒資格を取れるので、将来の可能性を広げるきっかけになり得るでしょう。大卒資格を取得するメリット
大卒資格を取得することには、さまざまなメリットがあります。以下でメリットを確認し、大卒資格の活用方法を考えてみてください。
就職先が増える
大卒資格を取得することで、大学卒業を条件にしている求人にも応募が可能となります。学歴を理由に就職先が狭まることが少なくなるため、自分の求める職場への就職が叶いやすくなる点はメリットです。就職希望の企業・団体が大卒を求めているケースや、できるだけ就職の選択肢を増やしておきたい場合には、大卒資格の取得がおすすめです。
初任給が高い傾向にある
大卒資格を持つ人材は、初任給が高く設定されているケースが多いです。最初から高い収入を得られるため、生活を安定させて仕事に集中できる環境を作れます。大卒であることがその後の昇格・昇給に影響する可能性もあるため、将来的な収入アップにつながりやすい点も魅力です。キャリア形成に良い影響を与える
大卒の資格を取得することで、将来のキャリア形成に良い影響を与えることにも期待できます。大卒の資格を取得していると、役職に就きやすくなったり、転職がしやすくなったりといったメリットがあります。キャリア形成に多くのメリットを得られるため、将来に備えて大卒資格を早めに取得しておくことも検討されるでしょう。まとめ
大卒資格を取得する際には、「大卒認定試験」という方法は取れません。大学に進学する、夜間部や通信課程で学ぶ、専門学校の併修制度を活用するなどの方法から。大学資格の取得を目指すのが基本です。まずはそれぞれの特徴を確認し、自分の生活スタイルに最も合っている方法を選択してみてください。
「日本工科大学校」も、放送大学と連携して大卒資格の取得を可能としている専門学校です。卒業と同時に大卒資格を取得できる上、授業はどこでも学べるインターネット受講を採用しています。受講者ごとのスケジュールに合わせてカリキュラムを作成するため、無理のない範囲で学習が可能です。
大卒資格の取得を目指しつつ、専門的なスキルの習得を考えているのなら、ぜひ日本工科大学校への進学をご検討ください。
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建築学部の学科紹介
学科・コース名 | 概要 | 目指せる職種 | 目指せる資格 |
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環境建設工学科 建築コース | 設計から施工まで、建築を総合的に学び、インテリアやバリアフリーへの理解も深める。 |
設計士 施工監督員 インテリアデザイナー 他 |
建築士 施工管理技士 建築CAD検定 インテリアプランナー 他 |
環境建設工学科 土木・造園コース | 土木の基礎である測量・CADはもとより環境分野も学び、自然環境を守れる建築士へ。 |
施工監督員 測量士 土木コンサルタント 造園デザイナー 他 |
施工管理技士 測量士 建築士 ビオトープ管理士 他 |
建築職人マイスター科 | 大工・左官など伝統の匠の技と合わせてCADを始めとする建築技術の基礎、設計・施工も学ぶ。 |
大工職人 左官職人 設計士 他 |
建築大工技能士 左官技能士 施工管理技士 建築士 他 |
建築士専攻科 | 難関資格である二級建築士の資格取得を最短で在学中に目指す。全国平均を大きく上回る合格率。 |
建築士 他 |
二級建築士 木造建築士 他 |